他人の言葉を頼りにし過ぎて、無職になった話し。
言葉は、とてつもなく大きな力を持っています。
ときには人を引きつけ、ときには人を遠ざける。
僕は大学を卒業し、一般的なサラリーマンとして働く中、
「今の仕事は本当に自分がやりたかったことなのか?」
「もっと自分に合う仕事があるんじゃないのか?」
という言葉が、頭の中を右往左往していました。
そんなときに、他人の言葉にすがって、しがみ付いて、
信じ切って行動して、
現在無職です。
今回は、僕が心を動かされ、信じ切ってしまった言葉たちを紹介していきたいと思います。
会社に縛られないで生きよう!
「隣の芝は青い」。自分の今いる環境では良い部分が見えずらく、悪い部分にフォーカスがあたりがちです。そんなときに、他の環境がとても輝いて見えるもの。
特に社会人2年目に入ると「もっと自分にはできる!」と過信する時期(中二病ならぬ社二病と勝手に呼んでいます)で、私もその一人でした。
そんなときにフリーランスで働いている方のブログが何気なく目に止まり、
「会社に縛られないで生きよう!」と大々的に叫びながら、それを実践している姿が
とてもカッコよく、「毎日決まった時間に満員電車乗って、決められた仕事をして、夜遅くまで残業して...それってもう時代遅れじゃね?」という言葉が、そのときの僕の胸をピッコロの魔貫光殺砲貫きました。そういうサラリーマン生活をしている自分がやけにダサく感じて、「フリーランスかっこいい!フリーランス万歳(^ν^)」と、
なんの技術もそのとき持っていなかったのに、そんな自由な生活をしている自分を想像するだけで毎日ワクワクしてたのを覚えています。
今考えると、現実を見ないで夢見る坊ちゃんのようだったと思います。
ぼくっておバカちゃん(ハート)....。
今持っているものを捨ててごらん、勝手に求めているものが入ってくるから!
次にこのフレーズに出会いました。
この言葉を信じ切った僕は、社会人2年目で、具体的な目標も立てず、
なんの考えも技術もないのに、
「まずは仕事をやめて、自由気ままに行動していれば、理想の自分が手に入る!」と
変な宗教団体の信者みたいな考えになっちゃっていました。
そして仕事を思い切ってやめて、田舎暮らしをしながら生活して、何が手に入ったか?
これがやりたい!と明確なものも生まれず、活気もなく、理想ばかり掲げて、行動に移さない中途半端な自分が手に入りました!!
今思うこと
会社を辞めるときは、部署の人がすごく親身に話も聞いてくれて、
「もし気が変わったら辞表は撤廃できるからね」と私を気遣ってくれていました。
今思うと、とっても良い会社でした。
ぬるま湯に浸かっている気分で、そんなの当たり前と思っていた当時でしたが、
そんな大事な人たちも僕は手放してしまいました。
それはもっと冷静になって、
他人の受け売りのことばをまるまる信じるのではなく、
・「今自分が持っている強みはなんなのか?」
・「何に恵まれているのか?」
・「何になりたいのか?」
しっかりと分析する必要がありました。
「考えてて行動に移さない人はダメだ!」
こんな言葉にも出会って信じ切っていましたが、違いました。
本当は、
「やみくもに行動するのではなく、的確に状況を把握して行動しろ」
でした。
それには、
・下調べをする
・今の環境に身を置いたまま、行動する
・その行動の中からもう一つ新しい環境を作っていき、少しずつ移行していく
これが自分に合っているなと、今更ながら気付きました。
今までの経験を無駄にしないように、
しっかりと過去を振り返りながら、生きていくのが、僕ができる唯一のことだと思っています。